Field Trip Club ~ 

酒とネタがあればいい。

2010年03月

藤田 晋, 米倉 誠一郎 '起業ってこうなんだ!どっとこむ'

サイバーエージェント社長と経営学者の対話方式。

藤田晋の企業から経営が傾いて復帰するまでの苦労が書かれている。

とりあえず、えい!とやってみること。

起業の著書全般に言えることだが起業の一番のポイントはそこなんだろう。

大きく分けて以下の3点の章に分かれて構成されている。

ITビジネス
起業
経営

ITビジネスはITバブルの時代から、ITバブルが弾けるまでのIT業界の流れとCAの動向

起業ではそのITバブルで一気に赤字にたたき落とされた時の藤田晋の体験談が書かれている。そこでは2chであったりステークホルダーに惑わされながら迷走していた時代の事が暴露されているが最終的に黒字経営に持っていくためには「ヘコタレないこと」が重要。よく「鈍感力」「忘れる」ことが起業家に大事と言われるが公いった図太い神経が起業家には必要なんだろう。

アクティブな経営は日本の企業は弱い。そしてアクティブなビジネスはアメリカの企業のほうが強く日本市場をカッさらっていく。

このビジネスのスピードにはサイバーエージェントですらついていけないんではないか。

そんな日本のIT産業の危うさと同時に可能性を語っている。

対談方式で文章が硬くないため若い人から中堅の人まで楽しめる一冊。






起業ってこうなんだ!どっとこむ/藤田 晋

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半年ぐらい前は食料自給率増加の推進派だったんだけど、今はどうでも良くなってきた

堀江貴文さんのブログのエントリがよくまとまってると思う。

まだ食料自給率なんて世迷言を言っているのか。終わってるな。

ちょっと批判を受けるような書き方だけどもwww

あとブログの中でも紹介されている成毛眞さんのブログも秀逸

食糧自給率を上げるのは無理だ

自分は無理とまでは言わないが、必要性がないと思う。理由に関しは上記のブログで書いていることと同じ。

特に狭い国土面積兼、人件費の高いの日本で高コストの食料を作っても結局輸入品が安ければ食べない。

それこそ、自国の食品に頼って不作で倒れたらどうすんだ。

それなら初めから海外から輸入してパイプを拡散増強させる方が効率的。

安全面に関してだけは日本生産の方がいいと言える。

だが、資本主義国であるってことと、ウォンツがあってもニーズがないって事から市場は動かない。

そこそこ安全で安ければ市場はそっちを求めるからね。
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面白いのが会社のたたみ方について述べられている点。

スウェーデンかどっかの国では結婚した時に家財はどちらの所有物かを予め決めておく方針らしい。

もちろん別れた時のために。

新婚ほやほやで浮かれている時に、別れた時の話はしたくないものだ。

ま、それと一緒でLLP設立の時には会社を解散する時のことも契約せねばならない。

各年代別において会社の企業の心得みたいなもんが述べられているが40代以降の起業については人脈ありきでの話。

営業もせず、内部ばっかりで仕事やってきた人間にとっては起業は厳しいとのことだろう。


もともと著者が営業畑出身であることもあって、企業の営業の重要性について述べられている。

年齢別の企業法以外は、営業力の重要性に述べられている。

自分も営業スキルはどの職種でも必要と考える。

本書でもかかれているが、特に自分を売り込むっていうことに関してはどの職種でもプロとして飯食っていくには一番重要だからだ。

自分の印象を強く持ってもらう。

このジャンルならあいつに頼もうっていうくらいの強みを常に発信して、人の記憶に残さなければならない。

そして信頼に結びつけることが大事なんだろう。

起業を目指す人は人脈を使った営業術の指南書として読んでおきたい一冊。

http://bit.ly/b9F50M

1章 社長とは何かを考えておく
2章 失敗したときの心構え
3章 20代で会社をつくる
4章 30代で会社をつくる
5章 40代で会社をつくる
6章 50代以上で会社をつくる
7章 事業計画をつくる
8章 会社設立の準備をする
9章 社員を雇う
10章 資金を調達する
11章 辞表を提出する
12章 会社の初日
13章 マーケティングは2日目から
14章 最初の1カ月
15章 最初の1年
16章 創業して1年後
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堀江 貴文 '100億稼ぐ超メール術 1日5000通メールを処理する私のデジタル仕事術'

会社でメール、メーリスを使うためには読んだ方がいい。

メールの運用方法が体系的に書かれていて、我が社でも見習うべきところが多い。

自分の会社の人と達にも是非読んでもらって、無駄な会議をもっと減らせばいいのにと思う。

会議って言うのは同時のタイムラインで集まることが必要な場合にやる必要がある。

それ以外はkickoffミーティングや、話が収集できない時にのみにミーティングを行うべきとこの本では言及している。

されにこれも自分の会社でも使えると思ったのだが、定例ミーティングに関しても進捗があるものだけをメーリスと件名を工夫してやればいい。

んで取りまとめがエクセルかなんかで課題共有表を更新して、それを全チームで共有する。

そうすれば冗長な会議体制はかなり削減される。

もっと、メールを全チームで共有することを意識すればかなりのスピードアップが図れるはず。

組織や会議体でメールのテンプレートを作ってしまえばかなりの作業効率の上昇ができるとおもう。
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'勝つためのインターネットPR術'

最近ホリエモンの書籍にはまっている。

'勝つためのインターネットPR術'に関してもタイトルと著者から購入した。

タイトルにインターネットPR術と書かれているが実際にはブログを使ったもの。

PRとして社長がブログを更新することのメリットが書かれている。

要約すると
・経営者自身でブログPRしろ。
・コンテンツは充実させろ。
・更新頻度は高く保て。
・批判コメントも受け入れろ。
・検索エンジンで上位にあげろ。
・他ブログと共同でイベントをやれ。
・メディア、株主、カスタマーを意識した企業サイトを作成せよ。
こんなとこだろう。

この本が発刊された2005年にはブログでのPRはあまりなかったので、この程度の本でも有意義な情報だったのだろう。SEOをかじったことのある人間からしたら当然のことばかりが書かれているので、軽く目を通す程度で良い。

あまり、この手の話に触れたことがない人、特に経営層の人間が読む入門書としてはよい。
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