「デジタル・マーケティングを推進するIT部門とマーケティング部門の連携方法」

ガートナー&アドビシステムズの連携記事を読んで。
https://esf.nikkei.co.jp/t/f/adobe1705/index_all.html

バイモータルITでいうモード2を推進するのに、ビジネス側との共通見解が必要で、それにはビジネス側への奉公&飲みやゴルフコンペなどのアプローチが有効と端的に読み取れるガートナーの解析資料でした。
なんだろう…。結局「なかよくしようね」で、括れる気がする。

まぁアンケートと被って面白いのだが、これってうちのことかな?というイメージ。
しかも世界共通なんだw

ビジネスをITに合わせるのは経験上、かなり難しく、日本大手企業の予算獲得から実行までのプロセスはビジネス側からすると果てしなく長く感じる。
なぜシステムを少し利用するのに、「なぜこんなに工期がかかり、予算がかかるのだ?」というイメージであると思う。
また、大手企業は多岐にわたるのバックエンドの会計系やSCMシステムをERPとして持っているため、末端の改修といえども、上流、下流へのIFを気にしなければならない。
キーとなるデータの改修になった場合は平気で億の金が飛ぶ。
また、バックエンドのシステムにおいてはマーケティングが求めるシステムと比較すると、比較的納期が遅く、品質が高いものでも許容される。
だが一方マーケティングチームが求めるものは要件が品質はある程度でいいので、短納期を求められ、またアイデアベースであり、要件もコロコロ変わるのが常である。
これはマーケティング側のビジネスが現場に合わせ即行動していく事を是としているので、ITはある程度これに則る必要制がある。
また、マーケティング関連のシステムは、他ユーザーとの連携を気にせず、ユーザー(一事業所)が独自に導入してもそのユーザーの中で完結し、要件を果たすことができることが多い。
つまりは予算さえ確保できればユーザーは独自にシステムを導入しても、恩恵にあずかれる(一部CSRは除く)。。
そうなるとIT部門としては実行のためのキーカードを抑えらず、なんなら行政機関より弱く口を出す以外何もできなくなる。

またERPでは数億~数十億単位の開発を平気で行うので
また、会社にはそれぞれ規定が存在し、クラウドに乗せるというと、オンプレでの社内政治に長けたリーダーが旗を振る
そういう意味では保守的な人間が多い(と思う)UFJのクラウド化への方針については誰か立役者がいたのだろうと推測している。