自分は学生時代に陸上を一途にやってきたので、8.20のリオオリンピック陸上男子400メートルリレーの日本の銀メダルという結果にはとても興奮した。
動画を見る限りは、ボルトにバトンが渡るまでは日本がトップを走っているように見える。アンカーのケンブリッジ飛鳥がボルトに食らいつき、メダル争いは最後まで分からない状態となり、最後まで手に汗の握る展開だった。
自分は久しぶりに何度も動画を繰り返し見てみるほど高揚しちゃいました。
さて、タイムではどのような傾向があったのだろうと、IAAFで公開されているデータを見ると、このようになっている。

日本勢が今シーズンに自己ベストを出していること、またシーズンベスト合計から一番タイムを短縮していることが伺える。
ジャマイカに勝つには純粋にタイムだけ見ると後、0.4秒の短縮が求められる。
さらに精度を上げて加速ができている状態でバトンを渡せば金メダルは見えなくもない?
これに次いでCanadaも同じような傾向を持つから、今回銀メダルを取れた個々の力で0.5秒以上も勝るジャマイカ・アメリカよりも、リレーのタイム上昇率でレベルの高かったカナダを0.1秒上回った事が、バトンパススキルの観点から大きい成果と言える(かな?)。
また、次回のオリンピックでは年齢から見て次回4年後にはボルトやガトリンが出場しないことが見込まれる。
出場したとしてもタイムもそこまでよくはならないだろう。
一方日本は若い選手が多いので、強豪国の世代交代により4年後のTOKYOオリンピックにメダル期待が持てるので楽しみだ。
Canadaにも若い選手が多いので、日本がこの4年でどれだけ成長し、好タイムの選手を揃えるかが鍵となる。
※ジャマイカ、アメリカは層が厚いので若い選手でも10秒一ケタを切る選手がうようよいる事は敢えて目をつぶる都合のいい解釈だけど(´・ω・`)
個々のタイムだけ見ると アメリカ・ジャマイカでは日本のリレメンのタイムだとリレーメンバーにすらなれないんだよねぇ…。
http://www.usatf.org/statistics/topMarks/2016/Outdoor-Men.aspx